映画という名の終わらない祭り

妻夫木聡・安藤政信 in 69 ~映画という名の終わらない祭り~ [DVD]
6月末
「便所掃除ば、せろっ…」
69の予告編、聞こえてきたネイティブな九州弁(語尾のニュアンスは怪しいが)の安藤政信、そして妻夫木聡
これは見逃せないかも!と、早速テレビや雑誌、本、それからメイキングDVDまで探し回ったものだ。
本編こそ2回しか観れていないが、メイキングは何度リピしたことか。
こんなにトボけた味わいのあるハンサム君だったのかいと。
以下は、雑誌他の、意外さと可愛さと一途さと、
何だか切ないまでの役者魂が垣間見れた、安藤くんの発言。

ロッキングオンH》
現場でも楽しくて、妻夫木ともずうっと一緒にいて、ほんとにすごい幸せで。
だからあのときの思いを(試写)で観られて…観たのは冬だけど、あのときのあっつい質感がこう、俺の肌に伝わってきて…「ああ、青春してんじゃん」って。
《ピクトアップ》
俺はもう『こいつ、ダメだな』と思ったら、カメラ前でもホントにダメなんだけど
『こいつ、好きだ』ってなると、それ以上の力が出るんだ。だから、現場で『好きだ』
とか『楽しい』って思い続けられていられれば、それはもう、リアル+芝居で画面の中にいられる。そのことだけを大事にしていたかな。
《プラスアクト》
いつも、誰に対しても、会う前は何とも思わないし、初日はしゃべりたくないな、恥ずかしいな、とかっていうのはすごくあって。やっぱり一緒にいることで自分の空気感を乱されるのがイヤだったから、ほとんど一緒にいたくないんだけど。徐々に慣れてきて、その人のことが好きになってくると、ずっと一緒にいたいなってなるんですよね。
《ケン&アダマ写真集》
すっげぇ楽しいからねえ、地方で仲良くなるとほんと楽しいねぇ〜。ほんっと楽しい!ず〜っと一緒だよ、だから。
《ザ・ムービー脚本》
やっぱりすごい気持ちが入ってたから、警察署でケンが裏切られたシーンとかは、俺映ってないけど泣いちゃったんですよ。ホントに悲しくなっちゃって。
《オフィシャルブック》
(妻夫木の『ジョゼと虎〜』を観て)観てブルーになって帰ったってお前(妻夫木)にメールしたよな。すごい落ち込んじゃったんだよ。最初は妻夫木が可愛いなあってニコニコ観られるんだけど、それがだんだんニコニコできなくなってきて、最後はドーンと。帰りはバスの中でひとり澱んでた。
《Q RANK》
アダマ的には、あとの共演者はどうでもいい。俺にとっては本当、妻夫木だけは特別な存在だった。あいつとの関係が成り立てば、映画は成り立つとずっと思ってて、それが映画の中でもすごくリアルに出てたと思う。ケンを尊敬してるから、やっぱり妻夫木もすごく尊敬してる、普段もそう思ってた。
(映画が持つ一期一会という名の花火)
タイミングとか、巡り合わせてって、生き物だと思う。みんなで勢いつけてやってるときの物悲しさっていうか、それは本当に花火みたいなもので、すごく切なくなるし、すごく恋してるからさぁ。その繰り返しが心地いいからやってるっていうのはある。その間、好きな人が出来る感じ。

以上のように、もう引用しつくせないぐらいに妻夫木好き好き!発言を何のてらいもなく口にする安藤くんで、私はすっかりツボを押されまくりで嬉しがっていたんですが。
それだけ役に入り込んでしまう安藤くんは、もう次の映画、次の現場でもハマり込んでいるのだろうと思うと、69でとりあえず好きになった身としては、ちと切ない。
でも、メイキングの中で妻夫木くんが「冬になったら安藤さんちに入り浸ろうかな」とか言ってて、「みんなで鍋パーティやろうよ」なんて安藤くんがはしゃいでて、それが本当に正月に柄本くんやら新井くんやらも呼んで妻夫木くんちだけど鍋をやったと雑誌で読んで、それだけなのに、かなりかなり嬉しかった。
映画が持つ一期一会という花火。
大体は、バンドやらグループやら、長く続いているものが好きな性分で、それは長く見ていく分、楽しさも辛さも計り知れないところがあるんですが。
映画も同じような気持ちで観てしまうから、続けざまに何本とかは観れない。
好きだ!と思う映画を何回も観たいタイプです。
でも、この2人のは、少しずつ観ようかな〜。
いつか又共演してくれることを願いつつ。
まずは、年末のDVDが待ち遠しい!