ナニワ金融道6 恐ろしいやっちゃなぁ〜お前…

灰原く〜ん!
待ち遠しかったわ、中居の灰原くん!
社長の緒形さん、桑田の小林薫さんが揃うと、その絵面にうっとりしてしまうわ。
相変わらず金融屋としては半人前。
女性にホレっぽい(SМ女王様にホレたことも?)中居・灰原。
でも、誠実そうな甘い顔して、人を心底では信じていないし、したたかさも身に付けてる。
そんな自分の二面性にまだまだ戸惑って、揺れ動いている。
ちょっとだけ大人びた(貫禄?)灰原からは、今回はそんな切ない感情が感じられたな。
それが今までのシリーズより色濃く出てたから、終わった後の爽快感というのはあまり無かったかも?
でも、街金そのもの、帝国金融そのものが今回は時代の流れに揺らいでいる背景もあるから、それもあってのことかな?
マルチ商法、恋愛商法、パチンコ依存症、警察がらみ…
今回も身の回りにあるある!って感じの落とし穴に、灰原が巻き込まれて振り回されて。
マルチ商法の説明会で危うく洗脳されかかったり(洗面所で顔を洗って頭を冷やすところは和賀ちゃんを思い出させる表情だったわ)、恋愛商法にまんまと騙されると思いきや、冷静な判断で反対に騙してやったり、パチンコ依存症の主婦(昔、中居が実家をピンポンダッシュした?高岡早紀)を救おうとして090金融?の連中に脅されたり(要くんデカすぎ!顔近すぎ!)、警察の弱みを握ったり握られたり。
昔の回で選挙に立候補したりしてた室井滋さんが、今回はネズミ溝の頭(ライオン?)になってるし。
毎回出てくる泥沼さん(梶原さん面白すぎ!)は、今回恋愛商法で灰原を引っ掛け損ねた朱美(池脇ちゃん適役!可愛い!灰原とピッタリなのに〜)にまんまと騙されてるし。
泥沼さんと再会する時の灰原のリアクションは毎回最高!
「ちょっとやそっとの仲じゃないじゃないですかぁ」って言われちゃうのが(笑)。
しかし、つるべさん(バー店員、中居マジ笑いしてるし)や篠原涼子ちゃん(恋愛商法で客に甘えまくってる!)、トータスさん(パチンコ主婦のだんな)、陣内さん(警察!)、段田さん(刑事)、岡村くん(ほんとに通行人だけだった!)などなどなど、友情出演者系も大勢いて豪華!
そして、今回一番キュートだった灰原ショットは、刑事の弱みを握ってそれを担保に金を貸す所、「おそろしいやっちゃなぁ〜お前…」と言われて、そうですかぁ?っていう表情で小首を傾げて目をくりっとさせるところ!小悪魔!♡
今回は何といっても池脇ちゃんとの恋愛シーンが(中居ドラマにしては)多かったですけど、恋愛っぽいシーンよりも、騙し騙されお互い様!な仲になって笑いあってから何度となく会って本音を言い合ってご飯食べてるシーンの方がドキドキしたわ。
恋愛方向へ向かうと、あー…たぶん今回もフラれてしまうんだろーなーって想像出来てしまうから、せつなくって。
結局、灰原が目指す破滅よりも夢の持てる金融道も崩れ、社長や桑田に危機を助けてもらうが、一緒に夢を見ようとした仕事相手や恋人?は傷つけて、失うはめに。
最後は帝国金融に戻ると、年越しそばを食べている社長と桑田の姿が。
それがいつものシーンなんだけど、今回は重く感じたなー。
電話がかかってきて、年またぎの追い込み!の仕事が。
「まるなげ建設が飛びましたぜ、灰原!今から行ってキャインキャイン言わしたろ!まるなげ社長のドタマでな、ゴォ〜ン!言うて108発、除夜の鐘鳴らしたろ!」
そう言って飛び出していく桑田を追いかけていく灰原の姿で終わったけど。
以前みたいに、関わった人たちの懲りないその後や、商魂・性根たくましいその後が痛快に描かれることはなくて、余韻を残しましたねー。
間をあまり空けずに、早くナニワ7をお願いしたいものです。
この次は、もちっとスッキリした灰原でお願いね、中居!
自分でモニター見て気付くなんて、遅すぎよ(笑)。
泥沼さんにも劇中で「灰原さん、ちょっと見ない間にずいぶんと人相が悪くなりましたねぇ」なんて言われちゃってるし、笑えたわー!