どろろ 魑魅魍魎

ebisuma2007-02-11

〜ある戦乱の世、魔物に奪われし身体の四十八箇所を探し、旅を続ける者がいた〜


どろろ」を観て来た。
妻夫木百鬼丸を見るためにね。
1年位前に、ニュージーランド撮影風景での百鬼丸の扮装を雑誌で見てから、待ちに待ってた。
似合ってる…
なかなかこれは良さそうかも…っていう期待は、裏切られなかったかな。
と言っても、単純に妻夫木くんへの期待だけだったんですが。
原作があるだけに、何をどうしても賛否両論は免れないだろうけど、私は妻夫木くんさえ見応えあれば大満足だわ…ぐらいのね。
しかし、もともと原作を読んでいない、アニメも観ていない、ゲームも知らない…ので。
映画が始まるやいなや、ぐんぐんとその世界に惹き込まれていって…
妻夫木百鬼丸・柴咲どろろ、実写なのに漫画的で不思議にハマってた。
無国籍さを醸し出す様々な映画音楽には魂を揺さぶられたなー。
手塚治虫さんの漫画は、無作為にしか読んでないけど、手塚漫画な匂いが確かに漂ってた。
やはり、原作は読んでみようかな。
小説版もあるようだけど、まずは漫画から。

百鬼丸がひとりずつ妖怪を倒し、そのたびに奪われた体の一部分を取り戻していくとき、それは父の野望をくじく復讐となり、同時に戦乱をしずめるという運命をになう仕事となる。本当の意味で、百鬼丸の妖怪退治は、祓いであり、鎮めとなるのだ」
どろろ』原作本解説・荒俣宏(秋田文庫版)より


しかし、続編があるかのような終わり方か?
いやいやそれはないだろう。
だって、原作も完全に終結してるわけではないようだし。
しかも映画のような雰囲気ではないような。
そのへんも、気になるところだ。
ちょっと、いやかなりトーンも暗そうだけども。